長屋の外壁リフォーム...
長屋の外壁のリフォームです。 長屋住宅というのは連棟住宅ともいい、一つの棟を共有する棟続きの建物で、隣との壁も...
- 2022.12.13
実家の隣もしくは近くの長屋が売りに出たので購入しようと考えている!
或いは、長年空き家にしていた相続した長屋を有効活用しようと考えている。
しかし、予算の確保がなかなか難しく、こだわりを持った、耐震、断熱工事を含めたリノベーションをする考えまでは至らない。
できるだけ予算を抑え、使えるものは使って、それでもできるだけきれいにリフォームして、今度結婚する息子夫婦の新居にしたり、借家として収益を上げたりと考えるケースはそれぞれです。
しかし、根底にある基本的な考えは、大掛かりなリノベーションではなく、200万円くらいである程度快適に住めるリフォームはできないものかという事です。
古い空き家は日本中にあふれています。
お金がないからと言って放置するのは資源の無駄使いです。
もちろんしっかり耐震補強をして断熱工事をして、躯体を補強して自分のニーズに合った家づくりをするのにこしたことはないでしょう。しかし予算には人それぞれ限りがあります。
その予算の中で有効に資産を活用することも大切だと思います。
では中古の長屋を200万円くらいの予算できれいにリフォームすることはできるのでしょうか?
今回は築50年くらいの長屋のリフォームです。
基本は内装の美装と洗面所と洗濯機パンの新設そして隣の家との壁の防音です。

長屋の壁は隣と言えと壁を共有しています。
つまり壁一枚という事です。
長屋のリフォーム工事の際にはせめて遮音シートを貼ってプラスターボードを貼ることによって、完全ではないにしろ、ある程度の防音効果が得ることができます。


畳の部屋が2つあります。
和室をひとつにし、居間を洋間にします。


反対から見たビフォーアフターです。
建具もすべて新調します。


キッチンは既存のまま使用します。
しかし周りは据えて美装、貼り替えします。


お風呂もそのまま残します。
お風呂の入り口手前に洗面化粧台と洗濯機パンを新設します。


トイレに扉をつけて手洗い器を撤去し隣に出れる勝手口を付けます。
実は隣もご実家のガレージにされているので出入りできるようにしたのです。
すべての内装が新しくなっています。
目障りな電線や洋室の間柱などはすべて壁の中に収めます。
耐震、躯体補強、と設備器具の入れ替えを除けばこのくらいのリフォームは200万円前後で実現が可能なのです。


| 築年数 | 50年 |
|---|---|
| 工期 | 40日 |
| 面積 | 36㎡ |
| 構造 | 木造2階建て住宅 |
| 参考価格 | 240万円 |
この記事を書いたプロ
長屋の外壁のリフォームです。 長屋住宅というのは連棟住宅ともいい、一つの棟を共有する棟続きの建物で、隣との壁も...
狭小の長屋にお住いの方々から、もう少し暮らしやすい間取りで生活したいというお悩みをよくお聞きします。 狭小の長...
築40年、50年あるいはそれ以上の古家は現代の生活ニーズに合わなくなってきているだけでなく、居住機能そのものが...
子供たちが独立して夫婦2人になったこれからの生活をいかに過ごすか? 基本的に夫婦二人の生活ならば、余分な居室は...
築30年以上経過した古い家は、端々の老朽化は年々進行していきます。 設備機器の故障や、内装材の汚れや破れなどは...
大阪市内には当時の住宅政策として建てられた、築100年にもなる長屋住宅が今なお多く存在します。 大阪では大正の...