
古家の基礎工事は既存の布基礎とベタ基礎のジョイント...
築50年以上前の長屋の基礎は、布基礎という主に界壁の下にだけ基礎を配置する工法で、床下は土というところがほとん...
- 2022.09.01
長屋住宅というのは1棟の建物に複数の独立住宅が集まって建てられています。
隣との壁は共有で外部に面している壁を保有するのは両端の家だけです。
そしてこの長屋住宅は100年近く前から建てられているので、現代の暮らしに合わせた設備を用いようとすればいろいろ無理が出てきます。
例えばエアコン。
エアコンが登場したのは約50年ほど前で100年前の長屋に用いようとすると、いろいろ無理がありながらもそれなりに設置されてきました。
前後に面した壁にエアコンを設置する場合は、壁の外側に室外機を置くことができ問題ありません。
しかし隣壁に面した界壁に設置する場合、或いは前後ろの壁から遠く離れた中部屋に設置したい場合、室外機の置き場所に問題が出てきます。
長屋では建物の後ろ側にお風呂やトイレ、前面に玄関や台所、真ん中の部屋に居間という間取りがほとんどで、エアコンを設置したいのはこの真ん中の居間です。
それでも昔から電気屋さんは配管をトイレや、お風呂の壁中を通したりで苦労しながらエアコンを設置してきました。
既存の状態からのエアコン設置はこれが現状ですが、リフォームの際にはエアコンの設置を前提で工事プランを立てることができます。
あらかじめ配管スペースとドレインの排水の確保、或いは工事過程でエアコンの配管を仕込んでおけば配管の隠ぺいができスッキリとエアコンを設置できます。
左奥の壁上部からエアコンの配管が伸びています。
この壁の奥にお風呂があって、そのユイットバスの壁の外側を通して外部まで出ています。
ドレインの排水はあらかじめお風呂の排水につなげています。
こうすることによって工事完成後、入居の際に家電店で購入したエアコンでも無理なく設置することができます。
こちらもエアコンの奥が浴室で同様の仕込みを工事過程で行っています。
こちらも同様ですが、エアコン設置をもう少し真ん中に位置したいということで界壁部に設置。
工事過程で壁中に配管スペースを作って配管を仕込みました。
このようにリフォームの際にはエアコン設置をあらかじめ計画し、配管仕込みを行うことで、無理なく長屋の中部屋でもエアコンを設置することが可能なのです。
長屋のエアコン設置に関しては工事前に計画、相談することが大切です。
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