長屋の壁は共有壁!壁1枚の防音対策。...
連棟長屋に住むにあたって悩みのひとつが、隣との壁の問題があります。 連棟なので、ひとつの壁を両家で共有している...
- 2022.08.09
築年数の経過は家の劣化を意味します。
築年数の古い家をお持ちの方は、その建物のこれからを悩まれます。
「これから如何に住み続けられるのか?」「子供に相続させてもいいものか?」「相続はしたものの…」「売却したところで二束三文?」「建て替えか?」等々・・・
建物は生き物です、
手を加えればそれなりに長生きしていきます。
定期的で計画的なメンテナンスに越したことはありませんが、長年放置されてきた建物もまだまだ生き返ることは可能です。
古家再生
そんな古家もまるで新築のようによみがえります。
大阪市東淀川区の長屋物件です。

施工前
連棟長屋ですが、過去に左側は切り離されています。
各戸独自に改装工事をされていて、この建物は元来平屋ですが、過去に、前の部分だけ2階を上積み増築されています。
内部工事の様子です。
構造体の補強のためベタ基礎の施工をします。

土の床下を整地して、防湿シートを敷き湿気が上がって構造体を腐らせないようにします。
その上でワイヤーメッシュを敷き詰め、結束し、既存土台下の布基礎にアンカーボルトで結束し、生コンを流し込みます。

ベタ基礎の施工は構造体の補強と耐震対策には欠かせません。

さらに骨梁の新設や、

梁の増設躯体を補強していきます。
内部の様子です。
玄関付近の施工前

通し間取りの居間の施工前

奥の和室の施工前

2階の洋室の施工前


施工後
サッシ、玄関ドアを入れ替え、前面だけサイディング貼り、それ以外の外壁は塗装を施しました。
玄関付近の施工後

通し間取りの居間の施工後
奥の和室も改装

広めのLDKが完成しました。

キッチンは配置を変え、浴室を拡張しました。

キッチンはLDKに配置し居住性に一体感をもたらしました。
奥の和室の施工後

本格的な和室を仕上げました。

押し入れに板畳、内障子など、和室には少し手間がかかっていますが、天井だけクロス仕上げとコストカットしました。
2階の洋室の施工後

ホントに新築そっくりに仕上がりました。
このように古い建物へのお悩みも、思い切って手を入れることで、この先20年から30年新築気分で済み続ける事ができるのです。
| 築年数 | 50年 |
|---|---|
| 工期 | 70日 |
| 面積 | 78.35㎡ |
| 構造 | 木造2階建て連棟住宅 |
| 参考価格 | 1000万 |
この記事を書いたプロ
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