
古家の基礎工事は既存の布基礎とベタ基礎のジョイント...
築50年以上前の長屋の基礎は、布基礎という主に界壁の下にだけ基礎を配置する工法で、床下は土というところがほとん...
- 2022.09.01
築80年の4軒長屋の端家のリフォームです。
築80年に加え、阪神大震災を経験しているゆえ、建物は棟続きで大きく傾いています。
しかし傾いた建物を起すのはそれなりに費用も掛かり、ましてや連棟の端家だけというのも難しいので、躯体を補強し床や壁を矯正していきます。
そして間取りを住み手に合わせたプランづくりをすることで、まるで新築したようなリフォームになる事でしょう。
まずはプランづくり。
プランづくりのポイントはまず、廊下を作り各部屋を通らず各所に行ける、プライバシーの確保です。
既存間取りは昔の日本家屋の間取りで、全て続き間です。
1階には廊下を作りトイレや、縁側に行けるように、また2階には独立した洋室を2部屋設けました。
また浴室へのアプローチとして広い洋室を1/3つぶして洗面所兼脱衣所を作りました。
着工前の縁側から玄関方向を見た様子です。
和室の続き間です。
右側の押入れをつぶして廊下にします。
同方向から見た解体時の様子です。
床・壁・天井すべて撤去し、新たに起していきます。
同方向から見た完成した様子です。
和室のひとつを洋室の居間にして、3枚建ての片引き戸で間仕切りました。
居間の物入れを縮小し、部屋を広くとりました。
収納はほかに階段下や縁側に設けました。
和室の押し入れ部分を廊下にしたので、居間からトイレ、洗面所、隣にお洋室へ行くことができます。
古い建物ですが住み手のライフスタイルに合わせて、リフォームするとまるで注文住宅を新築したようなすばらしい住まいが完成しました。
築80年の昭和の初めの建物でも、補強と、断熱をしっかりし、現代のライフスタイルに合わせたプランづくりをすることで、もう一度家族が団欒できる家へと再生することができるのです。
築年数 | 80年 |
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工期 | 60日 |
面積 | 約110㎡ |
構造 | 木造2階建て住宅 |
参考価格 | 900万円 |
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